kabe ee

さいとうがデカあめ屋をはじめる話

夜、トラックが来た

デカあめ看板を設置していった

看板があれば開業準備ができる。

デカあめにかけていた

トラックが忘れていった「象型ふみ台」

鼻をふくめた三本足で乗る人をささえることができる

タンスに逃げた

「もう、踏まれるのは嫌だ」

「そう」

タンスの上でふるさとの山々のことを想像する

できるだけ正確に

その想像の山々から鳥がきた

デカあめ進呈

デカあめは羽で持つのにちょうどよい大きさだった

抱きしめるようにいただく

三人そろった

開店準備をした

チャイムがなった。

看板をつけたので、お客が来てもおかしくない

ワンピースの女性だった

女性は服を脱ぎはじめ、ふし目でお風呂をかしてくださいという

「あの、ここはデカあめ屋です。デカいあめを売ってるんです」

「え、デカあめ?」

「はい」

女性はしばらく考えていた。

もう、服を脱いでいて、寒そうだった。

「ふるえている」

「わかりました。お風呂はこちらです。」

さいとうはあきらめて案内した。

お客の同伴でやむをえず入浴

お風呂はミストシャワー

それでも気持ちよさそうだった

鳥が呼びにくる

「準備しよう」と鳥がいう

象もそれがいいという

明日は開業か

三人ではたらく

準備が進むなか、女はいつの間にかいなくなった

やがて鳥も山に帰った

「象型ふみ台」もむかえがきた

さいとうは一人になった

明日の開業準備をすすめる

朝がきていた。
終わり
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