kabe ee

わたしが

飛べるのは

空っぽだからさ

もう

5 何にも気にしない

飛ぶのに飽きたら岩にかぶさり

寝る

寝てると声がする

「お前か空を飛ぶのは」

10「わたしも飛びたいのだ」

10.5 「え」

「わたしには羽がない」

「若い頃はあった」

「年を取るにつれてなくなっていった」

「それで今はまったくない」

14.2 「もうずっと飛んでいない。」

「そろそろ私は死ぬ。」


「だから死ぬ前にきく」

「お前はどうやって飛んでる?」

15「空っぽになればどうかな」

「え」

「ほら、空っぽ」

「あ、飛んだ」

「空っぽか」

20「バイバーイ」

なんだ

死ぬ前に飛びたいというのか

それでわたしになぜ飛べるかをきいたのか?

わたしがなぜ飛べるか

25 空っぽだからだよ

「空っぽか」

「あ、あいつ穴があいてる」

「私にも穴を開けて欲しい」

28.1 鳥は持っていたお金も全部兄にわたした

「わかった。ちょっと待ってて」

30.1 兄はフォークをよんできた

兄に少しだけお金をもらったフォーク

鳥に

穴をあけた

鳥は軽くなった

30 空も飛べるか

飛べた

どんどん高くいく

空っぽだからどこまでもいける

宇宙まできた

35 宇宙にくると酸素がないな

プーン

高くいこう

宇宙まで来ちゃった

あ、あの鳥だ

40 どうやって宇宙まで来たんだろう

うわー

息をしていない

お腹に穴があいてる

だから、飛べてこれたのか

45 でも、あの穴じゃダメだ

本当の空っぽにならなきゃ息はできない

厳しいな宇宙。
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