今日はひなまつりだ。 ブルネは知っていることを披露し、カンボジはひなまつりを喜ぶ。 しかし、二人にはどうしてもないものがあった。


「今日はひなまつりだ」

「ひなまつりか」

「男の雛と女の雛」

「ひな壇は十五人ぞろいの七段かざり」

「官女と五人囃子、随身に三人上戸な」

「三人上戸は、笑い、泣き、そして怒りだ」

「嫁入り道具とお輿入れ道具の段も忘れるな」

「あと、お菓子な」

「そうだ、ひし餅に白酒、ハマグリ汁に雛あられ」

「あと、桃の花」

「桃の花なら造花でもいいよ」

「すごいなひいな遊び」

「でも私たちはひなまつりはやらない」

「そうだね、道具を何も持ってないからね」

今日はひなまつりなのにな
コメントを残す